みなさん、こんにちは〜!!本日は、「VISIONARY AWARD 2026」にて、全スタッフの中から見事ビジョナリスト賞の大賞に選出された、NOIE CHIRYU所属・木村有加里さんのインタビューをお届けします✨ビジョナリーが大切にしている価値観のひとつが、「チームで仕事をする」ということ。ですが実際には、「自分でやった方が早い…」「なかなか周りに任せられない…」「チームの意見がなかなか出てこない…」そんな悩みを抱えたことがある方も多いのではないでしょうか。今回のインタビューでは、静まり返っていたミーティングを“みんなで支援を考える楽しい時間”へと変えてきた木村さんのチームづくりについてお話を伺いました。人を育てること。任せること。そして、チームで成長していくこと。サブリーダーやリーダーの方はもちろん、これから後輩育成に関わる方にとってもヒントが詰まった内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください🤲✨VISIONARY AWARDとは?人事評価の結果をもとに、もっとも“VISIONARYらしさ”を体現したスタッフに贈られる「VISIONARY AWARD」。ビジョナリーで働く社員・パート、新人からベテランまで、それぞれの現場での努力と結果にスポットライトが当たる表彰制度です。その中でも今回、ビジョナリーのあるべき姿を体現した素晴らしいスタッフに贈られる「ビジョナリスト賞」に選ばれた木村さん🏆✨前回の人事評価中間発表のインタビュー時には、“強度行動障害支援のリアル”や、苦悩しながらも前に進み続けた日々”について語ってくれました。(記事はこちら:https://times.visionary.day/posts/ZLFpk2S-)前回からは少し視点を変え、今回のインタビューでは“支援”だけではなく、“人を育てること”への向き合い方について伺ってきました。実は異動当初のNOIE CHIRYUでは、チームでのミーティング時になかなか意見が出ない状態だったと言います。多くの業務も「自分でやった方が早い。」そう感じる場面も少なくはなかった。それでも木村さんは、自分でやるのではなく“業務を任せる覚悟”を持ち続けました。一人で抱え込むのではなく、スタッフ一人ひとりが考え、発信し、支援をつくれるチームへと変えていくため木村さんは行動し続け、その積み重ねが、静まり返っていたミーティングを、いつしか「一番楽しい時間」へと変えていきました。実際に、木村さんはどのようにしてスタッフを育て、チームの空気を変えていったのでしょうか。まず最初にお話しいただいたのは、「業務を任せる」ということへの向き合い方についてでした。「任せる」ために、あえてワンクッション置く木村さんは「誰か一人が頑張る状態」を作らないことを強く意識していたと言います。木村さん『例えば、ご家族様とのやり取りに使用している“公式LINEの対応お願いします”と他のスタッフの誰かに任せる時、いきなり全部を丸投げするのではなく“まず1回私に送る文章を送ってきてね”と、一回確認を挟むようにしていました。』任せる。でも、放置はしない。その“ちょうど間”を大切にしていたそうです。木村さん『任せきる前に、ちゃんと確認する。必要なところではチェックを入れる。そういう一人ひとりとの連携は、かなり意識してきたと思います。』修正依頼をした後も、「直したか」だけで終わらせず、“修正後の内容まで確認する”。そこまで徹底していたからこそ、少しずつスタッフが“自信を持って任せられる状態”へ成長していったと言います。ーーーこうした、スタッフ一人一人への細かな対応がスタッフの自信へ繋がっていったのですね。「配慮はするが遠慮はしない」インタビュー中、特に印象的だったのが木村さんのこの言葉でした。木村さん『ビジョナリーのイズムの一つである”配慮はするが遠慮はしない”ということ。支援の現場では、言いづらいことを伝えなければいけない場面もありますが“誰かを責めるため”ではなく、私は“ご利用者様やご家族様のため”なら、必要なことはしっかり伝えるべきだと考えています。遠慮して言わないことで、結果的に困るのはご利用者様やご家族様なんです。だから、配慮はするけど、必要なことしっかりと伝えるようにしていました。』その揺らぎない姿勢は、チーム全体の“当たり前の基準”を少しずつ引き上げていきました。「静まり返ったミーティング」が、“楽しい時間”に変わるまで木村さんが異動した当初のチームでのミーティングは、今とはまったく違う空気だったと言います。木村さん『最初の頃は、本当にミーティングが始まってもスタッフから意見が出てこない。静まり返っていました。きっと、みんな介護のスキルも実績もまだ未熟な状態で、“何をどう考えたらいいか分からない”という状態だったんだと思います。』現場では「どうしたらいいんだろう」と悩み続ける毎日。そんな状況で、2週間に1回だったチームでのミーティングも、知立では“週1回の開催”へと変更されていきました。そして“考え続けること”が必要な状況の中、支援の経験を積み上げていくとともにミーティングが“楽しい時間”になったと言います。木村さん『今はミーティング中、私が聞き出さなくても、みんなからどんどん意見が出てくるんです。“こういう特性があるから、こうした方がいいと思う”とか、“僕の時はこうだった”とか。』以前は木村さん自身が、「どう思う?」「誰々さんは?」と、一人ずつ聞いて回っていたそうです。ですが今では、自然と現場の声が飛び交うようになりました。木村さん 『こうしてどんどんとさまざまな意見が出てくると、ご利用者様についてみんなで支援を考えている時間が、本当に楽しいなって思えるようになりましたし、チームのみんなもそう感じていると思います。』“結果報告”で終わらせないそのスタッフの空気を変え、経験を積んでいった変化の背景には、“考える力”を育てるための木村さんなりの関わり方がありました。木村さん『例えば、業務連絡ツールで、「〇〇がありました」という報告が来た時、“結果”の報告だけでは終わらせませんでした。“何がトリガーだったの?”“原因は?”“次はどう改善できる?”って、その先まで考えてもらうようにしていました。』“対応”と“対策”を分けて考える。そして取り組み、アセスメント、結果をみんなで共有する。よくPDCAを回すと言いますが、よく考えてその流れを何度も繰り返すことで、スタッフ一人ひとりが“自分で考える力”を身につけていったそうです。木村さん『一緒に働くスタッフには福祉未経験の方も多く、最初は何を考えたらいいかも分からない状態だったと思います。でも、こうしてチームで意見を出しあい経験を重ねる中で、一人ひとりに“考える癖”がついていったんだと思います。』「発信しやすい空気」を作るもう一つ、木村さんが大切にしていたのが、“発信のしやすさ”でした。木村さん『業務連絡ツール上でも、“どう思う?”ってあえて名指しして聞くようにしていました。関わりが深い人や状況を一番把握していた人に意見を出してほしいからです。』人は、「間違っていたらどうしよう」と思うと、なかなか発言できません。だからこそ、“一番支援に関わっている人”に意見を求めたり、発言後にフォローを入れたりしながら、“言いやすい雰囲気”を作っていったそうです。また、テキストだけに頼り切らないことも意識していました。木村さん 『どうしても文章だけだと、相手がどう私の話を受け取ってるのかまでは分からないんです。だから直接顔を見て、表情を見ながら、再度認識を合わせることも大切にしていました。』“仕組み”だけではなく、“人”を見る。その積み重ねが、今のチームの空気を作っているのかもしれません。“承認欲求”に向き合うことも、マネジメント木村さんは、「人を育てる上で大事なのは、“認められている実感”を持てること」だとも話します。木村さん『誰だって、“頑張りを見てもらいたい”って気持ちはあると思うんです。責任の大きい業務が多いからこそ、不安も大きい。だからこそ“褒めること”や“自信につながる声かけ”を意識的に行っていました。モチベーションって、自分のことを見てくれてるんだなという安心感とも繋がってると思うんです。なので、そこはすごく意識してました。』「意見が出るチーム」はこうして生まれたサブリーダーとして苦労したこともありました。それは、“会社の想い”と“現場”を繋ぐこと。木村さん『最初は、“全員に同じ熱量で伝えなきゃ”って思ってたんです。ですが、人によって働く目的も、モチベーションも違う。同じ言葉でも、“響く人”と“まだ届かない人”がいることに気づいた時、“全員に同じ熱量で伝えなくていいんだ”って、いい意味で割り切れるようになりました。』だから今は、“まずは熱量の近い人に伝える”。そして、その人からまた周囲へ広げてもらう。そんな想いの“繋ぎ方”を意識しているそうです。木村さん『その人にとっての“ベストな形”を考えるようになりました。同じ基準を押しつけるんじゃなくて、その人なりの一生懸命を大事にしたいと思っています。』“サービス管理責任者”の価値を、もっと広げたい現在木村さんは、NOIE CHIRYUだけでなく、他部署のサブリーダーとしても関わりながら、サービス管理責任者(以下、サビ菅)の育成にも力を入れています。木村さん『サビ菅って、めちゃくちゃ重要なポジションなんです。書類管理だけでなく外部との信頼関係づくり、支援の構築、現場全体の支援の質を上げること。そのすべてに関わり、“支援を深掘りする人”だと思ってます。だからこそ、法定書類にも“もっと多くのスタッフが触れるべき”だと考えています。』木村さん『ご利用者様の申請書類に触れることで、ご利用者様一人ひとりを今まで以上に深く知ることができます。それによって支援の質も絶対に変わると思います。』韓国での5年間が、“今”にも繋がっている実は木村さん、韓国に5年間住んでいた経験があり、韓国語も堪能。現在は、採用に関わる韓国の求職者の方の通訳などでも活躍しています。木村さん『ありがたいことに通訳として声をかけていただく機会もあり、とても良い経験になっています。単純に楽しいですし、自分の経験が会社の役に立っていることも実感でき嬉しいですね。また、普段は関わる機会の少ない人事や広報など、他部署のメンバーと一緒に動くことで、新しい考え方や視点に触れることができます。仕事内容は違っていても、目指している方向は同じなんだと改めて感じますし、部署や事業所の垣根を越えて協力することで、”チームビジョナリー”としての一体感を実感できる時間になっています。』「支援の質を上げること」と、「人を育てること」。その両方から逃げずに向き合い続けてきた木村さん。“全員を同じようにサポートする”のではなく、“一人ひとりに合った関わり方”を考え続ける姿勢が、今のチームをつくっているのだと感じました。「静まり返ったミーティング」が、「みんなで支援を考える楽しい時間」へ。その変化は、決して偶然生まれたものではありません。任せる勇気を持つこと。考える機会をつくること。そして、一人ひとりの声に耳を傾け続けること。木村さんが日々積み重ねてきた関わりの一つひとつが、少しずつチームの空気を変え、今のNOIE CHIRYUをつくり上げてきたのです。支援の質を高めることも、人を育てることも、一朝一夕で実現できるものでは決してありません。それでも目の前のスタッフと向き合い続けた先に、以前はなかなか声が上がらなかったミーティングが、今では自然と意見が飛び交い、支援について語り合う時間へと変わっていきました。一人ひとりが考え、発信し、仲間とともに支援を創り上げること。「チームで仕事をする」という価値観は、ビジョナリーのさまざまな現場にも広がっています。今回のインタビューの中で木村さんが、「ぜひ知ってほしい存在」として名前を挙げてくださったのが「サービス管理責任者(サビ管)」です。障害福祉サービスにおいて、ご利用者様一人ひとりの支援計画を作成し、ご家族や関係機関との連携を図りながら、支援の方向性を導く重要な役割。一方で、その責任の重さや業務の幅広さから、孤独を感じやすい職種でもあります。そんなサービス管理責任者を支えるため、ビジョナリーでは事業所の枠を超えた新たな取り組みが始まっています。次回のTIMESでは、自身もサービス管理責任者として現場に立ちながら、会社全体のサビ管育成にも携わるNOIE ONOMICHIの細谷知弘さんにインタビュー。「人を支える人を、支えたい。」孤独になりがちなサビ管を支えるために、細谷さんが挑む“チームで行う支援”のかたちに迫ります。次回もぜひお楽しみに!!✨