ビジョナリーでは半期に一度人事評価が行われます。今期より人事評価制度を一新し、“人間性“に重きをおいた明確でシンプルな評価基準になりました。評価基準改定後の人事評価で見事一位となり、同時にシェアハウスTHE C OKUCHOのリーダーに抜擢された尾田元輝さん。兼ねてより、若手スタッフから絶大なる信頼を得る兄的存在の尾田さんですが、今回の昇格を機に兄貴分から上司へシフトチェンジ!インタビューを通して明るくオープンに振る舞いながらも、自分の想いに真っ直ぐすぎるが故に悩んだ過去もあると打ち明けられました。尾田さんの過去、現在、未来について探っていきます!【評価基準についてはこちら▶︎新人事評価制度のお知らせ】『ISMは一石三鳥以上』ISMについては、自分だけでなく他のスタッフに意識してもらえるような言動を心がけています。普段の会話からISMを交え、自然に定着するように。ISMは12項目あるので、新人スタッフが全て暗記するとなると、負担になるじゃないですか。負担にならない方法を考えた結果、僕が普段から意識的に話すことで自然に相手の頭に残ることを狙っています。ISMが身につけば単純にカッコ良いですし、周りからの見られ方も変わる。加えて人事評価にも直結しますし(笑)、一石三鳥、それ以上のものが得られると思います。浸透することで良い連鎖が起こるということをスタッフに知ってほしいのです。『僕はしつこいですよ(笑)』例えば、ちょっと冴えない顔でスタッフが出社したとするじゃないですか。そしたら僕はすかさず「元気ないやん!」と突っ込みます(笑)しつこいと思われてもいちいち言うんです(笑)“表情・声から元気が伝わる“というISMがあるのでそこは元気にいこうやって。もちろん後からフォローを入れますしそこでスタッフの異変に気づくこともありますが、基本的にはISMに沿った行動を心がけられるようなアプローチをします。現在はTHE C OKUCHOのリーダーを任せていただいていますが、以前はWeeW OKUCHOに所属していました。若い野郎が多い部署だったので(笑)、社会人としての基礎は口すっぱく伝えてきました。歳の差もほどよく、近すぎず遠すぎず程よい距離感で相手が話しやすいようなコミュニケーションを意識していました。“続けたくなるコミュニケーションをとる“というISMもありますしね!ーー常に自分より相手のことを考えて行動されているように感じますが意識しているのですか?『元から今のように周りに目が向いていたわけではありません。自分の評価を上げることしか考えておらずそれが原因で苦しむ時期もありました。一年前の人事評価後の僕は戦意喪失していました(笑)そんな僕に気づきを与えてくれた人がいるんです。』『自分本位だと何も成果が生まれない』自身に変化を感じたのは東さんに出会ってから。東さんからは会社や社長への強い想い、とにかく仕事への揺るぎない志を感じました。東さんと出会った時期、僕はなかなか思うような評価が得られず、やさぐれ全盛期(笑)燻っている僕に人へ出し惜しみせずに与えるということを教えてくれました。『蝶々を追いかけても逃げていく、自分の庭を綺麗にすると蝶々は寄ってくる』僕が好きな言葉です。今ならこの意味が深く理解できる。評価を上げたい、リーダーになりたい一心でやってきたけれどそれでは上に上がれなかった。前回の人事評価で昇格できないと知った時に目標を失いました。自分のやるべきことはやっていましたしこれ以上何を求められているのかわからなくなってしまって。『もういいや』そこで一度吹っ切れたんです(笑)“自分のことはもういいや、周りの子たちを評価してもらえたらいいな“と。ところが、諦め半分で対象が自分から周りのスタッフに向いた瞬間になぜか僕の評価が上がり始めました。その時、“こういうことだったのか“と腑に落ちましたね。部署として、強いチームを作りあげていくことが僕に足りていなかったことだったんだと。今までの僕はとにかく自分本位だったんだと。『僕の成長のきっかけは長沼ジュニアマネージャー』手塚リーダーや横山リーダーへも相談し、長沼ジュニアマネージャーと話す場を設けていただきました。長沼さんから伝えられることと自分で気づき始めていたウィークポイントが一致していたので理解は早かったのですがただただ悔しかった。一年以上前からリーダーになる準備しといてねと言ってくださっていたのになれなかった自分に苛立ちを感じました。長沼さんとはすれ違いもあり、本気でぶつかり合いながら思いを伝えました。そんな僕に長沼さんは2週間に1度時間をつくると言いました。リーダーとジュニアマネージャーが2週間に1度面談をしていることは知っていましたが、当時僕はサブリーダーの立場だったので断らせていただきました。すると『元輝の成長を僕の仕事にさせて』と長沼さんとの2週間に1度の面談が始まりました。この面談は僕にとって本当に転機だった。僕のウィークポイントを伝えながらも常に前向きでいることができる話をしてくださいました。長沼さんの事は本気でリスペクトしていますし感謝しています。今だから言えますが、この面談は他スタッフには内緒にしていました。完全に、“出し惜しみせず与えられるようにアップデートする“のISMに反していますが、それ程に必死だったのです(笑)許してください(笑)ーー晴れて今期リーダーに昇格されましたが、どんな部署を目指しますか?尾田さんの明るさがスタッフに広がっているように感じます!『花形の部署』THE C OKUCHOはビジョナリーの居住系の建物で第一号店ですし規模も大きい。看板部署、花形部署だと思っています。そこのリーダーを任せていただいたからには相応しい部署にしていかなくてはいけない。華があるだけではなく良いサービスが届けられるように。とは言っても、細かい部分でのサービスの質や業務面では改善の余地が大いにあります。満足することなく貪欲により良い支援の提供を追求します。責任というプレッシャーも焦りもある。時にはスタッフ同士、意見がぶつかることもある。ただ、僕が伝えていくことは一つだけ。ビジョナリーが定める視点に立ち返ってもらうことができればおのずと答えは見えてくると思うのです。スタッフ同士が気持ち良く働ける環境がそのまま利用者様にも還元されるループをつくっていきます。そしてサブリーダー二人の存在は本当に心強い。鷲見さんと榊原さんのバランスが絶妙で足りない部分を補い合いながら動いてくれています。だからこそまだできることがたくさんあります。個々ではなくチームが機能するように。ーそんな尾田さんが理想とする人物像はどんな方ですか?『手塚リーダーと答えたいところですが(笑)、父です!!』僕の父は見た目も若くてかっこいい。背も高いしおしゃれで、母と一緒にツーリングしたりアウトドア全般の趣味も楽しんでいます。幼少期からキャンプや釣り、スノーボード、野球とあらゆるアウトドアな趣味を教えてもらいました。父の偉大さは大人になり、子供ができてようやくわかりました。無口だけど背中で見せてきてくれた。幼い頃、僕の質問に対して『自分で考えてこい』と答える人でした。その時はなんで教えてくれないのだろう?と疑問でしたが、今となっては、思考や想像力、自己判断能力の大切さをわかっていての対応だったのかなと。昔はすごく厳しく、父が仕事から帰宅すると2階へ毎日逃げていました。説教される毎日だったので会うことも億劫でしたが、現在は良好な関係を築いており、子供の頃に叱責を受けたことは凄く身になっています。僕も父のような親になれるように頑張ります。『犬の汚物もとれなかった僕が福祉業界へ』元々水族館の飼育員になるつもりでした。魚に囲まれるのが夢でした(笑)大学に行くつもりのなかった僕に絶対に行けと言ってくれたのも父です。嫌々大学に行き福祉に出会い僕の人生は変わりました。4年生大学に入学し、コース選択をしなくてはいけない2年生の頃に、友人達と楽に卒業できる福祉学部を選択しました。その後の実習先で『福祉最高!』となりそこから福祉一筋です(笑)実習先は福祉の魅力を教えてくれる施設でした。元々僕は犬の汚物もとれなかったんですよ(笑)実習に行く前は本当に憂鬱でしたが、実習後にはここで働かせてくださいと就職を決めていました。超ホワイト企業で何の不満もなく働いていたのですが、2年経った頃にテレビでビジョナリーの存在を知って。その日に滋賀から愛知に引っ越す気満々で面接希望の電話しました。急な退職届に職場は騒然(笑)次の職場が愛知県と伝えると更に驚かれ。親へも来月から愛知県に行くことになったと話すと初の一人暮らしだったこともあり驚いていました(笑)職場の方も親も驚いていましたが、みんな応援してくれましたね。『周りのおかげ』たくさんの人に支えられながら今があります。入社してからも尖っていた時期もありましたが、周りのスタッフがいたからここまで続けられた。今もまた新たな仲間に支えていただいています。特に以前の部署で同じだった手塚リーダーには公私ともにお世話になっており、僕の理解者です。今後も周りの人を大切にして成長し続けたいと思います!