みなさん、こんにちは〜!2025年度がスタートし早1ヶ月。ビジョナリーは新たにスタートした研修プログラムを通じて、人材育成にこれまで以上の力を注いでいます。(関連記事はこちら⇨『人材育成の最前線、教育OJTを徹底解説!!〜共に育つ「共育」を目指して。人材開発室の想いとは〜』)全国各地の拠点の拡大に伴い、役職にも変化が。リーダーのポストも次々と生まれており、最前線で活躍する人材には共通する“ある資質”が見えてきました。年齢や勤続年数に関係なく、誰にでも平等に与えられる役職昇格へのチャンス。では、実際に現場で活躍する若手リーダーたちは、どのような想いで日々の業務に向き合い、チームを率いているのでしょうか?今回は全国に拠点を持つビジョナリーの各エリアを統括するマネージャー候補に抜擢された、鈴木さん・原口さん・鷲見さんの3人にインタビューを実施。現在の役職である「リーダーに求められる資質」を軸に、それぞれの考えや実体験、そしてリーダーより一つステージが上がるマネージャー候補として今後のビジョンについて語っていただきました。THE C OKUCHO リーダー 鈴木大祐さん (写真:中央)NOIE SUZUKAリーダー 原口雄臣さん (写真:左)NOIE CHIRYU/NOIE TOYOHASHIリーダー 鷲見拓也さん (写真:右)リーダーにとって最も大切な資質は「主体性」?ーーー早速ですが、リーダーに必要な資質の中で、最も重要だと思う能力は何だと思いますか?鷲見さん『僕は主体性だと考えています。なぜなら、現場では日々、判断や選択の連続だからです。’’自分主体’’で考えられなければ、いつまでも自己判断できない人間になってしまい、リーダーには上がっていけません。』※主体性とは、自分の意志や判断で行動し、その結果に責任を持つこと。具体的には周囲の指示や意見に頼らず、自ら考え、行動し、その結果を受け入れる姿勢のこと。ーーーそのように考えられるようになったきっかけはなんでしょうか。鷲見さん『前職の消防士時代の経験からですね。火災や事故などの現場では常に短時間での判断を求められるため、一つ一つ「これやっていいですか」と周りに確認する時間はありません。僕はいつも自分の中で答えを出してから、上司に相談するようにしていました。そのため、必然的に主体的に考える癖がついたのだと思います。これはどんな仕事にも活かせると思っています。』鈴木さん『僕はリーダーとして、部署内の役割分担を明確にし、責任の所在をはっきりさせることを意識しています。例えばTHE C OKUCHOの場合、サービス提供責任者が先頭に立って対応し、それでも解決しない時はリーダーが最終責任者として対応します。それぞれの業務にも担当者を決め、担当者が責任を持って業務を行います。そうした一連の流れを徹底することで、スタッフ一人一人が何かあった時に自信を持って「誰に相談すればいいのか」判断できるようになりました。』原口さん『僕も、スタッフそれぞれに役割を持たせるようにしています。役割分担に関しては、向き不向きがあると思いますが、まずはスタッフ自らが「やりたい」と言ったことをやってもらうようにしています。やりたいという気持ちを尊重して、一度はチャレンジしてもらうようにしています。だからもちろん失敗もします!以前、備品の発注を任せたら、引っ越しでもするのかと思うくらいとんでもない量の備品が届いたこともありました。それからは、発注担当を別の方にお願いすることにしました(笑)。業務の中でもお任せする箇所は分けていて、外部の方が関わる内容は何かあった時に相手にご迷惑をおかけすることになるので、一度必ずリーダーまたはサブリーダーを通すようにと決めています。』ーーー主体性がとても大切ということ。周りに役割を与え任せ、その責任は自分たちがとるという姿勢が見えてきました。また、それぞれ主体性を持たせるための工夫について具体的にわかりましたが、さらに、初歩的なろころでいくとどういった意識が大事になるのでしょうか?相手に伝わるように聞き方を工夫する、想像力鷲見さん『僕は文章の内容と聞き方について、いつもスタッフに注意を払っています。社内連絡ツールでの報連相でも「誰に何をして欲しいのか、結論はどうなったのか、誰が見ても伝わるように」という点を意識して欲しいと伝えています。僕の経験上、ここが意識できていないと、リーダーになった時に外部とのやり取りでテキストコミュニケーションがうまくいかず、苦戦してしまいます。すぐに身に付くものではないので今のうちから意識して身につけておいて損はないと思います。』ーーーコミュニケーションのエラーを防ぐための「想像力」でしょうか?鈴木さん『そうですね。テキストでのコミュニケーションでも、送る相手が理解できる文面になっているのかどうか、相手が求めている答えを想像することは僕も意識しています。』チームマネジメントで大切なのは「言語化」と「信頼」ーーーチームの信頼関係を築くために意識していることはなんでしょうか?鈴木さん『僕は相手が年上でも若手でも、業務で必要だと感じた時には言うべきことをしっかり伝えるようにしています。そうすることで、チームには適度な緊張感が生まれ、結果的に信頼にもつながると思っています。また、スタッフマネジメントにおいては「5年後・10年後どうなっていたい?」と問いかけると、最初は「結婚したい」のように漠然とした答えが返ってきます。でも、そこから深掘りしていくと、「家庭を築いて自分の居場所を持ちたい」といった“本質”が見えてくることが多いです。このように、やりたいことを言語化していくと、その人が本当に求めているものが明確になり、マネジメントにもとても役立ちます。』鷲見さん『成長を促したいスタッフには、ストレートに「サブリーダーに推薦したい」と伝えるようにしています。その際に、相手の良い点・足りない点の両方を言語化し、率直に伝えることを心がけています。また、他のスタッフや派遣さんからの評価もフィードバックとして伝えるようにしています。そうすることで、僕の目の届かないところでも課題が見つかるので、本人が自分の課題と向き合い更に成長していけると考えています。』原口さん『リーダーの仕事内容を“見える化”することは、信頼関係を築くうえでとても大切だと思っています。リーダーはただ業務をこなすだけでなく、“どう見られているか”を意識する必要があります。私は一度退職し、再入社した“出戻り”組なのですが、最初に入社した頃は、リーダーは絶対的な存在で、どんな仕事をしているのかも全く見えない状態でした。だからこそ施設にいる時は、今は自分が何の業務をしているかをスタッフに伝えたり、できる限りご利用者様がいるフロアに出るようにしています。そうやってコミュニケーションを取りながら、リーダーの業務内容を可視化することで、スタッフとの信頼関係を築けると考えています。』困難を乗り越え、リーダーとして成長するーーーそんな皆さんの、これまでで最も困難だった経験とはなんでしょうか?鈴木さん『法定書類の整理や行政の対応など、非常に神経質になる場面もあります。こういう場合ってリーダーがバタバタしているとチーム全体が不安定になりやすいんですよ。だからそういった時こそなるべく“忙しそうに見せない”ことを意識してきました。』鷲見さん『僕もそうですね。2拠点の行き来をしているのですがリーダーってどれだけ忙しくても、それを“忙しそうに見せない”見せ方も、スタッフの目線に立って考えるととても大切だと思っています。』スタッフへのメッセージーーー皆さんからスタッフへ伝えたいメッセージはありますか?鷲見さん『 スタッフのみなさんには、もっと「自分にやらせてほしい!」という意欲を見せてほしいと思っています。 いろいろな仕事を任された方が、実は仕事はどんどん楽しくなっていくものです。だからこそ、遠慮せずに手を挙げてチャレンジしてほしいですね。また、どんな人についていくかはとても大切です。誰についていけとは言いません、周りのリーダーや先輩の姿をしっかり見て、自分の成長につながる人を選んでついていってほしいと思います。』これからのビジョン、目指すマネージャー像はーーーみなさんは今後、どのようなマネージャーを目指していきたいですか?原口さん『これまではリーダーとして、主に自分の拠点内の環境づくりに注力してきましたが、これからは担当しているエリア全体に“楽しく働ける環境”を広げていきたいと考えています。誰もが前向きに働ける空気感を、より大きな範囲でつくっていけるマネージャーを目指します。』鈴木さん『キャリアの先に希望があることを、自分自身が体現していきたいと考えています。「この先に何があるのか?」を、背中で見せていけるようなマネージャーを目指していきたいですね。スタッフが自分の未来に期待を持てるような、そんな存在になりたいと思っています。』鷲見さん『僕はこれからも、ずっと“憧れられる存在”であり続けたいです。現在も、フィットネス実業団の活動と福祉の仕事を両立していますが、それを続けながら“両立していてもキャリアアップできる”ということを、後輩たちに示していきたい。同じように挑戦する選手がどんどん増えていけば嬉しいですね。』リーダーとは、決断を下し、責任を持ち、チームを導く存在。しかし、それだけではありません。 「主体性」「言語化」「想像力」…その一つひとつが、日々の言動に現れ、チームの空気を変えていくのだと、3人の言葉から強く感じました。次のリーダーはあなたかもしれませんね🔥!!ぜひ、マネージャー候補であるリーダー3名の教えを今日から実践してみてください!!では、また次回のTIMESでお会いしましょう〜!!