今回は最年少リーダーの後藤さんにインタビュー!現在NOIE GINANのリーダーとして、23歳とは思えない程の器の大きさでマネジメントの才能を開花させる後藤さん。後藤さんに対する皆さんの印象はどのようなものでしょうか? 今回のインタビューを通して、柔らかな雰囲気とは裏腹に、揺るがない意志と精神力の持ち主であることが明らかになりました。18歳で入社し約5年の月日が経ち、他では経験できないような貴重な経験をさせてもらっているとニコニコと話す後藤さんですが、一体どのような過程を歩まれ最年少リーダーに選ばれたのでしょうか。これまでのリーダー陣とは一味違う新たなキャラクターの後藤さんに注目です!! 『介護はダサい!!』高校卒業後、ガラス製品を取り扱う工場に就職しました。数ヶ月働き自分はこのままで良いのか?と日に日に強く思うようになりました。周りの従業員を見渡しながら、自販機前でコーヒーを片手に背をまるめてため息をつくおじさんになる自分の将来の姿を想像してしまったのです(笑)ここにいてはいけないと反射的に感じ、一つの転機を求めていました。そんな時、SNSでビジョナリーのフィットネス実業団をSNSで見つけました。すぐにDMをし、見学へ行くことに。介護職なんてダサいと思いながら(笑)目当てはあくまでもフィットネス実業団の実情を知ることでした。現場を見て介護のイメージは変わったものの、自分が介護することへの抵抗は払拭しきれませんでした。これまで障害をもつ方々と関わりが全くなかったので、コミュニケーションのとり方や、介助方法が全くわからなかったことからの恐怖心と不安でした。不安がありながらも特に深く考ることをやめ、入社を決めました。何も考えずに入社した僕でしたが入社直後、“拠点のリーダーになる“という一つの目標ができました。責任ある立場やスタッフを率いる姿が船長みたいでかっこよかったのです(笑) 『現実』“リーダーになる“、“実業団に入る“ という2つの目標を立てた僕でしたが、実際のところは全然うまくいかず、お叱りをいただくことも多くて・・・。責任ある立場やスタッフを率いる姿に憧れを持ちましたが、そんなこと言っている余裕もないほど現実を突きつけられました(笑)当時指導してくださっていたリーダーが求める最低限が僕の精一杯。そんな状況からリーダーになる目標達成までは長い道のりになるなと察しました。次第に、“自分にチャンスは巡ってこない、自分にはできない“と消極的になってしましました。ただ、いちスタッフとしてはとても居心地はよかったです。細やかな気配りや介護の基礎など手厚く教えてくださり、社会人として何も知らなかった僕の当たり前の基準が着実に高まっていきました。たくさん怒られましたが、結果自分のための指導でした。そんな頼りになるリーダーと仲間に囲まれ過ごし始めた僕が、次にとった行動は驚きですよ(笑) 『指示待ち人間の出来上がり』その後、中澤さんが直属の上司となり、僕もそれなりに現場を任せてもらえるようになりました。しかし、当時の僕は自分から何か動くということはなく見事な指示待ち人間が完成していたのです(笑)。指示があったことに対しては一生懸命取り組みましたが、安心して働ける環境に甘え、おんぶにだっこ状態。リーダーになりたいという目標が自分からはほど遠いものだと自己解釈してしまったせいか、目標を達成することへの意欲は失っていました。 『やばい!』気がついた時には2年の時が経っていました。中澤さんはその頃には2拠点のグループホームの責任者をしており、それに比べて自分は・・・と愕然としました。焦り始めた時期に中澤さんが管理部に異動となりさらに青ざめましたね(笑)。バックパッカーになって精神を鍛え直した方が良いのではないかと迷走したりして(笑)。そんな僕にNOIE OKUCHOのリーダーになる大チャンスが巡ってきました。中澤さんが異動されたことで枠が空き、サブリーダーかリーダーになるかの究極の選択に迫られました。五藤取締役と長沼ジュニアマネージャーからどっちからスタートしたい?と話があって。ぬるま湯に浸かっていた僕ですからもちろん自信はなかった。でも迷いなくリーダーを選びました。自分の能力不足は承知の上でリーダーに飛び込んだ僕でしたが、半パニック(笑)外部との連携や担当者会議、リーダーMTG、常にオドオドドキドキ。自信のなさが全て出てしまっていたのです。担当者会議なんて、頭が真っ白になって何を話したかも覚えていませんでした。同行してくださった中澤さんに笑われてしまうくらいに(笑)。それでも回数を重ねることで慣れていくしかなかった。しかし大事件が起きるのです。 『誰もいない』自部署のスタッフの退職が続き、気がついた時には僕一人になっていたのです。自分のことで精一杯な期間に、スタッフのマネジメントに全く手がつけられずに退職者を生む結果となり。落ち込む反面、笑うしかない状況でした。 ――その後どうされたのですか??『一人じゃない』他部署のスタッフに本当に助けられました。自部署には自分一人でしたがビジョナリーにはたくさんの仲間がいる、一人じゃないと思えたのです。会社全体の協力体制に本当に救われましたし気持ち的にも前向きになれました。その後伊豆田さんが入社され、長年介護に触れてきた方の貴重な話を聞くことができましたし、知識面のみならず人として学ぶことも多く。この時期はビジョナリー人生で一番辛い時期でしたが一番人の温かさに触れた時期でもあります。この経験が僕を成長させるきっかけとなりました。それでも自分のレベルはまだまだ低かった。長沼ジュニアマネージャーが頻繁に足を運んでくださりましたが、その度に困らせていました(笑)。長沼さんと話す機会を重ね、少しずつリーダーとしての役割がわかるようになってきた。多くの人に支えてもらいながら未熟ながらに食らいついていくことができたのです。『良い変化』その後、ほんの少しの自信につながる出来事がありました。新人スタッフが自部署に配属され、日に日に変化がみられたのです。スタッフが僕と関わったことで良い変化がみられる度に、他者に目を向けるマネジメントの楽しさややりがいを感じました。相手を導き鼓舞することが、不思議と自分の自信にも繋がっていきました。 ーNOIE OKUCHOでの大きな失敗と経験をし現在NOIE GINANのリーダーをされていますよね。今後の目標はありますか?『やりきる』新規事業所オープンも数店舗控えていますし、僕も一つの部署の立ち上げを任せていただく予定です。立ち上げ経験がないので不安はありますが、絶対にやりきる。一つの部署を一から手がけるってなかなか経験できることではないでしょう?(笑)ビジョナリーの環境だからこそ手に入れられる好機は逃したくないですね。そしてこれはあくまでも短期目標。長期目標も発表したいところですがまたの機会にお願いします(笑) 〜後藤さんが語る介護の魅力〜これ以上ない仕事だと日々感じますしこの仕事が大好きです。リーダーの立場はご家族の想いや利用者様の昔話をよく聞きます。ビジョナリーの施設に入所したことでの良い変化でご家族が喜ぶ姿や安心する表情、想像ができないほどの不安や苦悩が少しでも和らいでいく姿に心から喜びを感じます。ご家族と利用者様の可能性を無限に広げることができる仕事だと思っています。入居に至るまでのバックボーンを知ることで介護の深さを知っていくと思います。僕自身、頭ではわかっていたけれど心から喜びを感じられるようになったのはご家族と直接関わることや、新規入居者様の面会に出向くことが増えてからです。自分が出向くことで受け入れる覚悟にも大きく影響します。本当の意味での介護の楽しさを多くのスタッフにも知ってもらいたい。この仕事をやっている意味、さらにはビジョナリーが描く福祉業界そのものの理解が深まると更に仕事に精が出ると思います。僕が感じた素直なこの気持ちを新しいスタッフにもどんどん伝えていきたいですし実際に体験してもらいたいと思っています。