フィットネス実業団7SEAS発足時から中心選手として活躍し、去年より実業団のリーダーとして選手の強化、広報活動に力を入れチームを牽引する丹羽さん。実業団発足後、最大のイベントとなるAPF VISIONARY CUPを経て、自身にもチームにも変化が見られたそう。今までの振り返りと今後の実業団についてお話ししていただきました!『起爆剤となる存在』APF VISIONARY CUPでは個人としての仕事は果たせたのかなと思っています。スポーツモデル個人戦では2位という結果でしたが、自分の中では次回への起爆剤となるステージになりました。優勝者はプロで活躍されている方で、その方としっかりと張り合えたことに手応えを感じましたし次に繋げられる良い機会となりました。実業団7SEAS全体としては、個々での役割を理解し各々が準備してくれていたと感じます。フィジークに関しては、来年から更に強いチームが出てくることが予想されます。APF VISIONARY CUPを機にチームとしての意識も高めていきたいと思っています。『気負いせずいつも通りに戦う』正直プレッシャーも緊張もなくて(笑)やれることは全てやってきたので楽しむだけという気持ちで出場しました。“会社の冠大会だから”や“初の企業対抗戦だから“など気負いせずフラットな気持ちでいつも通りに。実業団メンバーも仕上げてくれていたのでそこに関しての不安はありませんでした。そういう意味で信頼できるメンバーに本当に感謝しています。『自分が辛くなるだけ』大会後は実業団7SEAS、養成チームloocを集め今年の振り返りを行いました。写真から課題を出し合い、課題に対するトレーニングを実施してとチームでトライアンドエラーを繰り返し体づくりをしています。7SEASに限らずloocのスタッフとも個人面談を進め、目標を一緒に立てています。目標はぼんやりとしたものでは意味がない。“体が仕上がったら大会に出る”では一生出られない。“この大会に出るからここまでやりきる”という絶対的な目標が必要なんです。明確な目標がないと自分が辛くなるだけと知っているからこそ、ここはしっかりと今後大会出場を希望するスタッフに伝えていきたい。VISIONARY CUPを見て感化されたスタッフも多いと耳にします。あのステージを味わってもらえるようにサポートしていきます。『体に染み付くまで』減量については得意不得意が分かれます。減量期だけでなく日頃から食事に気を配ることが減量期間に苦労しないポイントです。7SEASの選手は割とそこの意識は高く保てていると思うので、ルークにも良い輪を広げられるように。ポージングの練習も大会前だけでなく定期的に行う予定です。自分の強みが活きる姿勢や角度を体に染み付くまで練習していきます。僕もメンバーが一番キマるアングルを見つけられるよう目を養ってく必要あると思っています。今回のAPF VISIONARY CUPは総じて75点!!甘くつけてこの点数。残りの25点を来年に向けて今から準備していきます。『めっちゃ嬉しい!!』鷲見がこの大会で成績を残し、実業団7SEAS入りしてくれました。個人的に絶対に上がってきてほしいと思っていましたし、実業団選手としての活動も全うしてくれると期待していた一人なのですごく嬉しいです。ボディメイクと向き合える人は真面目でコツコツ継続して頑張れる人が多いと思います。となると、おのずと仕事ができる人なのかなと。長沼ジュニアマネージャー、吉村ジュニアマネージャーがそこは体現してくれている。介護現場でも頭一つ抜けてくる人、目立つ人が上がってきてくれるのは本当に嬉しいです。『寂しい』実業団発足時から一緒だった長沼ジュニアマネージャー、吉村ジュニアマネージャーが9月に勇退されました。今は頼れる仲間がいるので不安はないですが、普通に寂しい(笑)初期メンバーとして僕がしぶとく頑張っていかないと。『絶対嫌!!!』実業団選手って勘違いされてしまうことも少なくないと思うんです。減量中は特に。なにか業務に支障が出てしまった場合、“減量中だから”と捉えられてしまうこともあるかもしれない。僕はそれは絶対に嫌(笑)だからこそ、減量の辛い期間こそ普段の倍のパフォーマンスを見せていく姿勢も必要だと思っています。大会の成績だけでなく、介護現場での振る舞いも抑えられる人が求められます。『実業団PR dayをつくりたい』僕の今後の目標の一つに、“1日実業団が仕事の日“をつくることがあります。実業団そのものに影響力をつけ表舞台に立つ機会を増やしたいです。既に充分に表に出させてもらっていますが、もっと貪欲にいきたい(笑)広告塔という重要な役割を果たしていくことで、採用促進や認知拡大、業界のイメージ払拭など様々な面から会社に貢献したいです。となってきたら必然的に『今日は1日実業団の仕事』という日ができてくるのかなと。手厚い環境でトレーニングをさせていただいているだけでなく会社とWinWinな関係性が理想かなって。今は現場6時間、トレーニング2時間という制度の中で活動していますが、いずれは8時間丸っと実業団PR dayとかあるとおもしろみが増すし自分も楽しみです(笑)ー丹羽さんについて若手スタッフに問うと、”面倒見が良い”と多くの声があがる。それはなぜなのか。普段から意識していることがあるのか質問してみた。『自分の強みに気がつけた』僕自身意識していなくて面倒みようとも思っていない。ただ、今まで僕が他の人からしてもらって嬉しかったことや助けてもらったことをそのまましているだけだと思います。一人でコンテストに出場していた頃、こういうのがあったらとかこう助言してくれる人がいたら安心できたなとか感じてきたことは沢山あるのでそういうところへは自然と手を差し伸べたくなるかもしれない。介護の現場でも同じで先輩たちにしてきてもらったことを下の子に還元している。前職では面倒見が良いと言われることもなかったしこういう気持ちになることもありませんでした。それはビジョナリーに入社し、自分と同年代のスタッフや若いスタッフが多い環境だからこそ発揮できていると思いますし、自分もビジョナリーに入ってからこの特性に気がつきました。ありがたいことに新たな自分の強みが見つかりこの環境に感謝しています。最後に会社の規模拡大と共に、実業団の規模も必然的に大きくなっていくと思います。現在、ある一定層(フィットネスにコアな人たち)の中では、フィットネス実業団7SEASの認知はありますが、“フィットネスが盛んな企業=ビジョナリー”というポストを確立していきたい。7SEAS東海、7SAEA関東みたいに地区ごとにチームがあってもおもしろいと思います。企業対抗戦で7SEAS同士が戦うとか痺れますね(笑)想像は膨らむばかりですが、これを一つづつかたちにしていけるよう組織に力をつけ大きく飛躍できる準備をしていきたいと思います。