みなさんこんにちは〜!!4月の新生活に向けて、こんな悩みはないでしょうか?新たな環境での人間関係に不安を感じ、「声をかけたいけど最初の一歩が踏み出せない」「勇気を出して話しかけても会話が続かない」そんな悩みを抱えている方は少なくないはずです。本日のTIMESでは、そんなお悩みにも役立つこと間違いなし!!作業療法士としてご利用者様と関わる中で信頼関係を築くために大切にしていることを訪問看護ステーションアリウープ一宮の作業療法士・古梅麻美さんにお話をお伺いしましたので、ご紹介します🤲✨ーーー初めに、作業療法士のお仕事について教えてください。古梅さん『作業療法士(OT)は、理学療法士や言語聴覚士、視能訓練士と共に、ご利用者様の社会参加・復帰のサポートを目的とした支援を提供しています。日常生活動作(ADL)の改善から生活環境の整備といった幅広い役割を担っています。特に作業療法士が行う作業療法では、日常生活動作の改善のため、工作やゲームなどを使ってリハビリテーションを提供します。私はビジョナリーに入社してまだ4ヶ月ほどですが、この作業療法士の仕事には約20数年程携わり、これまで数多くの方と関わってきました。』ーーーこのお仕事を目指したきっかけについても教えてください。古梅さん『私の実家の近くに精神病棟がありました。そこで家族が働いていたので、幼少期の頃から障害のある方を身近に感じていました。そして精神障害のある方に何かできることはないかと考えるようになり、作業療法士の道に進みました。』ーーー入社してから間もないということですが、ご利用者様と関わる上で大切にしていることを教えてください。古梅さん『まずは相手を知ることから初めていきます。私は今回、初めてお会いする利用者様とお互いのことをよく知れるように、自己紹介をゲーム形式で行いました。「この人は楽しい人、この人が来ると楽しいことがある」と認識してもらいたいと思い行ったのですが、とても楽しんでくださっていたのでよかったです。また、作業療法士としてご利用者様に寄り添いながら、じっくりと信頼関係を築いていくことを大切にしています。』ゲームを準備している段階から楽しそうにされているご利用者様。そしてご利用者様の気持ちを読み取りつつ丁寧に進めている点が、とても印象的でした。このような心配りが、利用者様に安心感を与え、信頼関係を築くためにも重要なのですね。ーーー毎回の支援の内容はどのように決めているのでしょうか。古梅さん『ご利用者様によって特性や好きなこと、必要な作業が変わってきます。機能障害があっても誰でもできることを考え、その方に合わせた作業を限られた時間の中で楽しんでもらえるように、毎回工夫して考えています。ゲームだけでは飽きないように、ゲームで使用する駒の作成など、できることがあればご利用者様自身にも作っていただき、工作を利用した作業も行っています。利用者様のことを多角的に知るために施設の方々との情報共有や情報交換を心がけています。』普段の様子について情報共有しているからこそ、ご利用者様の好きな要素をプラスしたりと細かな工夫に繋がっているのですね。ーーー今後この作業療法士のお仕事で実現したい目標はありますか。古梅さん『日常生活のサポートに繋がるようなご利用者様のお困りごとや特性について知っていくことは、時間がかかりとても地道な作業です。ですが、そういった地道な作業が私は好きなので、成果が出るまでは諦めずにコミュニケーションを取り続け、根気強く続けていけたらと思います。ご利用者様の特性や日常生活の中で困っていることはみなさん異なり、ご利用者様自身が落ち着くことができない状態になってしまうこともあるかと思います。今後作業療法を継続していくことによって、ご利用者様が落ち着くことができるような作業を見つけていけたらと考えています。』作業療法士の古梅さんは、ご利用者様に寄り添い、じっくりと信頼関係を築いていくことを大切にしていましたね。新たな環境、新たな人間関係もコミュニケーションの地道な積み重ねが、長く続く良好な関係作りのコツなのではないでしょうか。ぜひ真似できるポイントはみなさんも実践してみてくださいね✨それでは、また次回のTIMESでお会いしましょう〜!!