今回は訪問ICHINOMIYAリーダー兼フィットネス実業団7SEASに所属する小森高幸さん(39)とWEEW TOKINOSHIMA、NOIE OKUCHOで活躍する吉田裕平さん(23)のクロスインタビュー!!小森さんは訪問ICHINOMIYA、WeeW TOKINOSIMA、吉田さんはNOIE OKUCHO、訪問GINAN、訪問ICHINOMIYAを経験し現在に至ります。お二方の、出会い、入社秘話、成長の過程などなど赤裸々に本音トークしていただきました!!!10以上歳の離れた二人の関係性はどのようなものなのでしょうか?? お二人はどのように知り合ったのですか?吉田さん「小森さんとの出会いは、高校生の時2ヶ月間働いていたバイト先です。シフト上、数回顔を合わせるのみでそれ程距離が縮まることはなかったのですが市営ジムで再会しました。その時は仕事の話はせず、ただただ顔を合わせるだけでした。数年後、新卒で入社した会社を辞めたいなと思っていたタイミングで小森さんから連絡がきたんです。」 なぜ連絡したのですか?小森さん「ゆうへいのSNSに落ち込んでいるような、悩んでいるような、とにかく前向きではない投稿がありました。特に仲が良いというわけではなかったのですが、気になってすぐに連絡をし、気晴らしにスタバにでも行こうと誘いました。」吉田さん「小森さんが声をかけてくださり実際にお会いし色々話をする中で、自分が悩んでいるのがバカらしくなるくらい楽しそうに仕事の話をしていました(笑)僕の周りには仕事を楽しんでいる人がおらず、仕事の愚痴を言ったり休日まで耐え凌ぐといった働き方をする人が多くて。実際に僕もその中の一人だったので、小森さんの職場がだんだんと気になってきて。そこでHIDAMARIGROUPのことを知り誘っていただきました。小森さんの“今悩んでいるなら見学に来て欲しい”という後押しもあり、見学に行くことになりました。見学では、自分と同年代のスタッフたちが障害福祉の分野で精力的に働く姿を見て心打たれ、自分もこの輪の中に入り利用者様に、社会に貢献したいという気持ちが芽生え入社の意思を伝えました。前職では上司との関係に悩んでいたので、HIDAMARIGROUPの風通しの良い環境にはとても驚きました。」 小森さん「最初はとりあえず話を聞こうと思い誘いましたが、話をしていくうちに想像以上に精神をすり減らしていたこともあり、“病んでしまうくらいならうちに来い”と率直に伝えました。ゆうへいの悩みの種だった人間関係についても、HIDAMARIGROUPであれば悩むことはないという自信があったので誘いました。」 見学前、介護にはどういうイメージをもっていましたか?吉田さん「自分が通っていた学校にも特別支援学級がありましたが、自分ごとと捉えたことはなく、他人事というか自分とは交わることがないだろうと全く興味がありませんでした。興味がなかったのにも関わらず働こうと思えたのは、小森さんの熱い想いを聞いたからです。介護ってもしかしたらおもしろいんじゃないか?と思える程の熱量で、最後には介護という仕事に期待をしている自分がいました。また、若い世代と一緒に切磋琢磨できる環境を求めていたこともあり、更にHIDAMRIGROUPに惹きつけられました。最初は本当にそんな職場があるのか!?と半信半疑な部分もあったのですが(笑)」 熱い想いとはどんな内容だったのですか?小森さん「社長が常々口にされていること、日々現場で感じていることを素直に話しました。実は自分も入社を躊躇した時があり、それは福祉に対するイメージが悪かったからです。入社前は勝手なイメージで良くない部分しか見えていなかったのですが、実際に現場に入り、入社前に思っていた良くない部分というのは全く感じることがなかったですし、むしろどんどん介護という仕事にのめり込みおもしろみを感じるようになったので自分の経験を包み隠さず話しました。」 入社を躊躇したのは介護に対するイメージと他に理由はありましたか?小森さん「吉田くんは僕の紹介で入社しましたが、実は僕も市営ジムで知り合った方の紹介で入社しました。その後HIDAMARIGROUPについて調べ、会社の雰囲気や実業団制度に魅力を感じました。一番の決め手となったのは企業理念です。その後、体験に行き吉村ジュニアマネージャーに1日同行し、体験後入社を前向きに検討していたのですが、3Kというイメージが払拭しきれなかったことと、その頃3人目の子どもが奥さんのお腹の中にいたので、当時の仕事を辞めずに収入を確保していくか、新たなチャレンジをするか相当悩みました。家族を養っていくという責任もある中で“今のタイミングではないかもしれない”と考えることもありましたし、奥さんから反対されたことで更に悩みました。」 悩んだ末、入社を決意されたのはなぜですか?小森さん「“自分の頑張り次第で上に上がれる”ということは聞いていたので、絶対に上に上がるからと奥さんと約束をし反対を押し切り入社しました。入社して3年経ち、リーダーとフィットネス実業団というポジションにこられたこと、収入面での安定。自分の努力が目に見えて分かる結果となり奥さんも安心してくれています。また、入社前は趣味でジムに通っていましたが、今は仕事の一部となり様々な待遇を受けられているということもあり、奥さんのトレーニングに対する見方にも変化がありました。弁当を作ってくれたり、労ってくれたり、以前と比べて良い方向に変わりました。」 入社前と入社後イメージは変わりましたか?吉田さん「入社してからは想像していたHIDAMARIGROUP通りでした。配属部署がNOIE OKUCHOだったのですが、自分と同じ年代の方が責任ある仕事を任されていたのに驚きました。年齢を重ねて、昇進、昇給するものだと思っていたので自分の4、5歳上の方が自分の言動に責任を持ち仕事に向き合う姿に衝撃を受けました。その姿を見て自分も立場あるポジションを目指すようになりました。また当時リーダーを務めていた中澤さんは僕の至らない点をしっかり指摘してくれました。面と向かって自分の成長の為に伝えてくれたことは今でも本当に感謝しています。若さがゆえの馴れ合いにはなりたくないと入社前から思っていたのでそういった部分でしっかりと区別された会社だと思いました。利用者様との関わりでは、自分では上手く関わることができているつもりでも実は違ったという経験があります。入社後3ヶ月間は特に苦労することもなくこのままいけば大丈夫だと思っていたのですが数ヶ月後に壁にぶち当たる出来事があって。先輩たちが、“だんだんと難しくなってくるよ”と言っていた意味がようやく理解できた出来事でした。対応する上で自分の引き出しのなさを痛感した瞬間でもあり気持ち的にガッツリ落ちました。“利用者様と向き合う”ことが自分にはできていなかったなと。失敗から経験にする為にはどうしたらいいのかと悩んでいる時に、“まずは思い当たる原因を洗い出して整理しよう”とリーダーが声をかけてくださり、失敗も前向きに考えられるようになりました。そのトラブルに原因がなかったのではなく、探そうとしていなかっただけだったことにも気付かされました。仕事に対するギアをもう一段階あげられたのはこの経験があったからです。」 お二人は同じ部署で勤務することはありましたか?小森さん「訪問ICHINOMIYAで1年弱一緒でした。リーダーという立場からゆうへいを育てていく中で、“上手くいかないことの原因を自分の中に見つけ、自分の中で解決する力”さえつけることができれば、更に良くなっていくイメージが湧いていました。最近その部分での成長がすごく見えますし、人柄も良く愛されキャラなのでどんどん影響力をつけていって欲しいです。」スタッフ育成の為になにかしていることはありますか?小森さん「部署のスタッフと一対一で話をする面談を月に一度必ず設けています。できていることと課題を明確にし、課題に対しての改善策を一緒に考えています。」 スタッフが思う課題と小森さんが思う課題は一致していますか?小森さん「一致しているところもあれば違う部分もあります。そこをすり合わせる意味でも一対一で話す場を設けています。自分が見る自分と相手が見る自分に相違があることは仕方のないことですが、自分を客観視するということは成長する上で肝になってくると思います。なので、自分では気づいてない部分を気づかせてあげるということを意識して話をするようにしています。実際に僕も長沼ジュニアマネージャと話す中でハッとすることがあります。自部署のみんなにも気づきを与えられるように今後も一対一の時間を大切にしていきます。」 “気づき”に関する吉田さんの具体的なエピソードはありますか?吉田さん「これ自分自信あるわ!!と思っていたことでも実際の介護現場では自分の強みが裏目に出てしまっていたこともありました。受け取り側に(利用者様)よって強みにもなるし弱みにもなるということに気づくきっかけをくれたのは小森さんですし話してくださることで、じゃあ次はこうしてみようとか解決策も見えてくるので一対一でじっくり話せる環境をつくってくださることは本当にありがたいです。」小森さん「今期一番伸びたのはゆうへいだと思っています。今まで消極的だったゆうへいが積極的に発信したり、周りを巻き込み行動するようになったり、明らかに以前との違いが見て取れます。」以前と比較し変わったと自分で思いますか?吉田さん「一対一の面談を重ねるうちに変わった気がします。以前はサブリーダーやリーダーになりたいという漠然とした目標はあったのですが、どこかふわっとしていました。面談では目標達成に必要なタスクをたくさん考えさせられました。やるべきことが明確になったことで取り組み方も変わりますし、メンタル的な部分でも前向きになれました。実は僕はもともとすごくマイナス思考で、訪問ICHINOMIYAの異動が決まった時も、自分にはできないとか自分には向いてないとかそういう考えがありました。でもいざやってみると“やってみたらなんとかなった、意外とできた”という結果になることが多いことに気づきました。最近焚き火部を立ち上げたのですが立ち上げる前もウジウジしていたんです(笑)せっかく社長が焚き火部発足のチャンスを僕に与えてくれたのにも関わらず、“僕にできるかな、人が集まるかな”と不安がいっぱいで。一人でぼやいていたら横にいた小森さんが『今日中に連絡グループつくれ。行動は早ければ早い方がいい。社長がゆうへいに声かけてくれたんだぞ。せっかくのチャンス無駄にするな。』と言ってくれたので行動に移せました。入社も焚き火部発足も全部小森さんの後押しのおかげです。応援してくれている、何かあったら助けてくれるという安心感もあり無事焚き火部発足に至りました(笑)」 小森さん「ウジウジ、モジモジしていたのでとりあえず一言、『とりあえずやってみよう。今日動こう。』と声をかけました(笑)ゆうへいにはとにかくたくさんの経験をしてほしい。僕も始めからスタッフを大事に想えたかと言われたらそうではないです。前職での失敗から働くスタッフやチームワークの大切さを学びました。だからこそ今がある。ゆうへいにもたくさんの失敗を経験してもらい更にたくましくなってほしいと思っています。」最後に吉田さんから小森さんへ一言吉田さん「本当に男の中の男です。有言実行という言葉が一番似合う方です。小森さんが入社した経緯にもありましたが、ご家族に約束されたことを守っておられ“絶対実業団に入る、絶対リーダーになる”という強い気持ちと努力で今があると思いますし、僕よりはるかに忙しいのに僕たちのフォローやしっかり見ていてくれるんだと感じるので本当にすごいなと思っています。僕が入社したての頃、小森さんとは違う部署だったにも関わらず、すごく頻繁に電話をくれていました。最近どう?とか困ってることないか?などの細やかな気遣いのおかげで腐らずにここまでやってこれているので感謝しかないです。以前カンファレンスでVISIONMAPの説明があった際に、僕の出会えてよかった人は小森さんですとハッキリ伝えた程、尊敬していますし大好きです。上っ面ではなくて心から。」小森さんから吉田さんへ一言小森さん「早く上に上がってきてほしいですし、いつか一緒に肩を並べ共に会社を引っ張っていく仲間としてやっていきたいです。いつまでも上司、部下の関係ではなく共に闘える戦友になるために自身も成長していきます。」〜アフターエピソード〜お二人とも部署異動や兼務を経験しており、当初は異動や兼務にマイナスなイメージをもっていたとか。思い入れのある部署や利用者様から離れることに抵抗があったと話します。しかし現在では、異動や兼務を経験したからこその成長や、障害特性への理解が更に深まったこと、新たなスタッフとの出会いなど自分の経験値として結果的にプラスになることが多かったと話します。新しいスタッフさんも大変に思うことがあるかもしれないけど、絶対に自分のためになるから異動や兼務をする時がきた際には前向きに取り組んでほしいと笑顔で語りました。